
開発メンバー/常務・中谷・白井・沼澤・鈴木

今までブロー成形の原料はオレフィン系のものしかなかった。
PSで大きなものが出来るか原料メーカーとの共同開発が始まった。
何回かテストを重ね、ある程度大型に対応できる原料が作られた。
これで大型に対応出来るぞ。
スーパーブローとなるとビーズ注入、スチーム発泡が必要となる。
〜天井という条件の壁〜
しかし、天井となると裏面しか細工が出来ないな。それに裏面となると製品に厚みが無く、ピンが刺さらない。
何か良い手は無いか。
ブロー成形で形を作った後に段階的に打ち込む新スチームピンは考えれないか?
試してみよう。良いじゃないか、この仕様でどこまで薄いものに対応できるかテストをした。
これらの結果、天井の大きさ、ビーズ充填方法、スチーム発泡方法が決まった。
〜金型設計、そして試作〜
ここまで決まれば製品設計に移れるぞ。
基本図面仕様を入手し、お客さんと詳細形状を決めていく。ブロー成形できる形状を提案した。
図面が完成し、金型着手に移った。大型で複雑な形状のため、スーパーブローとダブルブローの両仕様をドッキングさせ金型構造に決めた。
金型が完成した。
成形試作が進められたが大型PSの成形条件の詰めには時間がかかった。
なかなか形になるものが見られなかった。
〜夢の断熱天井完成!〜
何日かテストが繰り返され、PSの特性を探求し形が見えてきた。
ブロー成形はできてきたが、これで終わりではない。これからがスーパーブローの条件出しである。
ビーズ充填条件、スチーム条件の調整が行われ評価できるものは出来上がった。
スーパーブロー条件として完全ではない為、金型仕様の再検討、成形条件の再度検討が行われ再トライへと移っていった。
形状的には図面通りのものが出来ていたため、製品評価が進められた。
その後いろいろと金型検討、成形条件の調整が繰り返された。
表皮とビーズが融着されていて頑丈で一体感のある板が出来上がった。
原料検討、金型構造検討、成形条件の熟成には時間がかかったが安定して生産できる大型PSスーパーブロー天井が作られた。

大型PSブローという未知の世界に踏み込み探求することで、
非常に優れた断熱性能をもつユニットバス天井が完成した。
開発スタッフ
当初成形条件の詰めに非常に苦労しましたが、今思うとこんなに条件の安定する樹脂はありませんよ。
いろいろな点で初めてで、どのような形なら出来るのか、どのような大きさまでできるのかなど本当に出来るのかスリルの毎日でありましたよ。
Copyright c HATACHI GROUP. All rights reserved.